香川県保健師等の養成研修
「周産期におけるグリーフケア」に登壇。
共に活動している認定NPOグリーフワークかがわ理事長のローマさんとお話してきました。昨年香川県に要望書を提出して、専門職の方にも当事者の声、グリーフケア、グリーフサポートのことを知って欲しい!と実現した研修会。
県下12市町の職員さんや病院からも、多数の方が参加してくださいました。
「亡くしたことに触れてはいけないと思ってた」
「自分の対応があれで良かったのか…」
と専門職のみなさんも悩みながら一所懸命学ぶ、その姿が嬉しかったなぁ。
高松赤十字病院の臨床心理士さんと助産師さんから研修会後に声をかけていただき「行政、医療、地域の連携の必要性を感じた」「情報提供大事ですね」と慈照寺のパンフレットを持ち帰ってくださいました。ほんとありがたいです。
今日のお話は、坊守が学ぶ一般社団法人リヴオンのグリーフケアの学びとともに当事者の声を届けましたが、パンフレットにはそのリヴオンの「大切な人をなくした人のための権利条約」をはさんでいます。
病院のおふたりは感動したとおっしゃって
「帰ったらこの権利条約を2人で音読しよう」
と研修会場をあとにされました。泣ける。
この権利条約。
あえてパンフレットにとじ込まず
挟み込みにしたのは理由があります。
パンフレットをデザインしてくれたグラフィックデザイナーの末永えりかちゃんと「手元にもおけるようにしたいね」と、実は色も微妙にかえています。
手帳にはさんで時々見返しています
お守りです
部屋の壁に貼っています
死別の当事者じゃなくても、それぞれの心にしみわたる言葉ですね
そんな声をいただいています。
ぜひみなさん手にとってみてください。
最後には、研修会を進行してくださった子ども家庭課の青野さんがひと言。
「みなさんいっしょに深呼吸しましょう」
ともに深く息を吸って吐いて…学びは持ち帰り、気持ちはここに置いていく、専門職のセルフケアも大切にと、そんなあたたかい場づくりをしてくださった子ども家庭課のみなさんに感謝します。