慈照寺縁起

慈照寺縁起

  • 寺伝によれば往古真⾔宗⾃性院が由良⼭東⼭麓清⽔神社北側に所在した。⾃性院は、清⽔神社の別当寺で平安時代⼤同3年(808)弘法⼤師の弟 眞雅(法光⼤師・801〜879)により創建された。承和8年(841)の⼤旱魃の時、眞雅が⾬乞いの祭祀を司ると、慈愛の寶⾬をもたらし、幾度も有縁のいのちを救済した。戦国時代、⻑宗我部元親⽒の兵⽕にかかり焼失する。天正2年(1574)再興以来住職21代継職する。

    明治2年(1869)廃仏毀釈により廃寺となる。また安⼟桃⼭時代からこの地に親鸞聖⼈の説く念仏信仰が隆盛した。弘化元年(1844)11⽉10⽇に⽣を受けた秋⼭信海(享年58歳)は、念仏聞法道場にかつて所在した⾃性院の寺号をねんごろに継承し、「真宗興正派 ⾬寶⼭ 莊嚴院 慈照寺」と改宗し⼀寺を建⽴した。

    信海は御法義が篤く、⼈間の根本苦悩である⽣⽼病死の問題解決・後⽣の⼀⼤事を⼼にかけ、阿弥陀如来のお慈悲を⼼の拠りどころとして、僧俗⼀体となりお念仏のみ教えを聴聞し続け不安と動乱の時代を乗り越えられた。
    阿弥陀如来、慈光照護の寺院として佛祖の法燈⼀筋に護り伝道布教⼀層の念仏興隆を懇願して後世に伝える。

    南無阿弥陀仏
  • 住職 秋⼭和信
    学歴●平成12年3月 龍谷大学大学院 文学研究科 真宗学専攻 卒業
    資格●慈照寺 住職 ●真宗興正派 本山布教使
    ●香川県保護司 ●高松市人権教育研修講師
    ●中学校・高等学校教諭一種・専修免許状(宗教科)収得
    活動●県内・県外寺院での講演 ●香川県農業協同組合各支店での講演 ●コミュニティーセンター(高齢者教室・女性教室)、幼稚園、養護施設において心の教育等の講演 ●docomoショップ新人研修会講演
  • 慈照寺縁起
  • 全 景
  • 高松興正寺別院旧鬼瓦
  • 由良山を望む
  • 住職布教
  • 永代供養墓