梅雨の晴れ間。良いお天気なのでお墓の掃除に出かけました
そこで出会ったおばあちゃん。おんばにお花を乗せておられました
《おんば=手押しのシルバーカー 香川では、”おんば”と言います》
『ここはいつもお墓さんに 綺麗にお花あげとるなぁ〜』
『いやいやおばあちゃんはお花作っとんですか?』
そんな会話から始まり、しばし…
『若いもんは仏さん大事にせん 月命日も月いっぺんになってしもた』
このおばあちゃんは信心深い方のよう。
両親それぞれの命日を今までは各々別の日にお勤めされていたのでしょう。
月に2回は、お寺さんが来られていたそう。
月に2回のお勤めがおばあちゃんの安らぐ一時だったと感じました。
簡略化されていくのを寂しく思われている様子でした。
オンライン法要、家族葬など縮小傾向の今。
このご時世いたしかたない部分はあります。
世代間のギャップを理解すること、家族で話し合うことの大切さを感じました。
『暑いけん 気ぃつけて行きまいよ〜』
ありがた〜いお言葉
92歳の元気なおばあちゃんに新たな宿題をいただきました。