終活勉強会で講師の先生からお話いただいた認知症一行詩
「いつもおおきん」福井県若狭町編
気になりいくつか取り寄せて読みました
認知症になった方、携わる家族、その情景が浮かぶ詩の数々です。
孫からおばあちゃんへ、お嫁さんからお義母さんへ、息子から父へ…
「同じ話をくり返す…
人間ってそういうものだと思えばすむことだね」
「家族を忘れ記憶を無くしても
毎日仏壇に向かう祖母」
「いくとせも母にあなた誰?と言いし父
最期に母の名大きく叫ぶ」
「何度でも同じ事を聞き返す祖母
笑顔で何度も答える夫の姿に惚れなおす」
「あなたみたいな人が息子の嫁になっていただけたら
ありがとう お義母さん」
「ずるいわよもう限界と思うたび
幼子のように微笑むなんて」
なんで?どうして?と憤る気持ち、受け入れ難い事実との葛藤。
その中で生まれるあたたかな一コマ
こころの持ち方を考えさせられます。